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皮膚(肌)とは

大きく3つの層から構成され、見た目や印象を大きく左右する非常に重要な身体の表面部分です。美容関連でよく耳にする、コラーゲンやヒアルロン酸、肌のターンオーバー、等は皮膚に大きく関わるキーワードとなります。

皮膚の構成
  1. 「表皮」
  2. 「真皮」
  3. 「皮下組織」

1 表皮

皮膚のもっとも表面にある層を「表皮」と呼び、表皮の厚さは0.1~0.3mm程度です。表皮は更に4つの層に分類され表面から「角質層」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」で構成されています。表皮の生まれ変わりがターンオーバー(皮膚の新陳代謝)と呼ばれています。エステでは肌のターンオーバーを促進することが可能です。

2 真皮

表皮の下は「真皮」と呼ばれる厚さ2mmほどの層で、表面に近い方から「乳頭層」「乳頭下層」「網状層」の3つの層に分かれています。真皮の主成分は「コラーゲン」で、網目状に張り巡らされたコラーゲンが皮膚の弾力を作り出しています。そして、このコラーゲンを支えているのが、ゴムのような弾力を持つ「エラスチン」で、コラーゲンと同じくたんぱく質からできています。 加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少や、紫外線のダメージで弾力が失われることがシワの原因になります。また、真皮はムコ多糖類(グリコサミノグリカン)というゼリー状の物質である「ヒアルロン酸」も多く含んでいるため、コラーゲンとエラスチンの隙間を埋めて皮膚全体の水分を保つ役割を担っています。

3 皮下組織

真皮の下は皮下組織と呼ばれ、大部分が皮下脂肪で構成されています。皮下組織には動脈や静脈、リンパ管が通っているため、お肌に栄養を届け老廃物を運び出すという重要な役割を担っています。